「三店方式」の意味とは?意味や使い方を解説!

「三店方式」という言葉の意味を解説していきます。ネット上でよく目にする言葉のため覚えておくと便利です。今回は「三店方式」の意味や使い方について解説していきます。

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三店方式

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あなたは、「三店方式」という言葉を知っていますか?

とある業界ではよく使われる言葉なので知っておくと便利です。

今回は三店方式の意味や使い方について詳しく紹介していきます。

「三店方式」の意味とは?

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三店方式を簡単に説明すると、刑法で禁じられた賭博に該当しないよう編み出された、特殊景品を用いた営業形態という意味です。

現在でいうパチンコ店、景品交換所、景品問屋が三店方式に当たります。

パチンコで出玉を換金する場合、一般景品が特殊景品のどちらかに交換します。

一般景品はお菓子やシャンプーなどの一般に流通しているもの、特殊景品は中に金が入ったプラスチックカードのようなものです。

この特殊景品を、たまたま近くにあったなんの関係もない景品交換所が買い取ってくれるのです。

その交換所の特殊景品も、これまた全く関係の無い景品問屋が買い取り、パチンコ店に卸してくれる、という仕組みになっています。

出玉が直接現金になることはないので、パチンコは賭博でなく遊戯であるというわけです。

パチンコ店は終戦直後、景品としてタバコを渡していました。

それを換金する仲介役は利ざやを利益として儲けていました。

しかしパチンコが大ブームとなり、仲介人として暴力団などの不法者が介入してきます。

国も規制を出しますが、チューインガムや砂糖に景品を変えていくことで法をかいくぐってきたのです。

暴力団の介入を許すと客が遠のくため、パチンコ店は「自店で景品を買い取れないか?」と考え始めます。

しかし、日本では風俗営業法第23条として以下のことが禁止されています。
以下引用

  1. 現金又は有価証券を賞品として提供すること
  2. 客に提供した賞品を買い取ること(いわゆる「自社買い」)
  3. 遊技の用に供する遊技球等を客に営業所外に持ち出させること
  4. 遊技球等を客のために保管したことを表示する書面を客に発行すること
以上Wikipediaより

この風俗営業法によりパチンコ店が景品を自店で買うことができません。

そのため、1961年に発案されたパチンコ店、景品交換所、景品問屋が別の法人で登録し運営する「大阪方式」が全国に広がり、現在の「三店方式」となりました。

「三店方式」の使い方・例文

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三店方式を使った例文を紹介します。

例文

  • 三店方式のためか、換金所の場所を聞いても素知らぬ顔をされる。
  • 日本は三店方式を見て見ぬふりしている。

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