「片腹痛い」の意味とは?意味や使い方を解説!

「片腹痛い」という言葉の意味を解説していきます。ネット上でよく目にする言葉のため覚えておくと便利です。今回は「片腹痛い」の意味や使い方について解説していきます。

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片腹痛い

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「片腹痛い」とは

物語の悪役がよく使う言葉ですね。
大体の意味は分かると思う方がほとんどだとは思いますが、知っている言葉でも改めて味わってみると新しい発見があるものです。

今回は「片腹痛い」の意味や使い方などを詳しくご紹介いたします。

「片腹痛い」の意味とは?

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「片腹痛い」の意味

片腹痛いは、「おかしくて見ていられない」「滑稽に思う」「痛々しくて気の毒だ」という意味の言葉です。

笑うと腹部が痛くなるような感覚は誰しも味わったことがあると思います。
それを「片腹痛い」と表現することに共感する方も多いのではないでしょうか。

しかし「片腹痛い」は確かに「笑う」状態を表すものの、楽しくて笑うのではなくどちらかというと相手をバカにしたり見下したりする感情での笑いが元になっている状態です。

なぜマイナスの意味の笑いに使われているかというと、「片腹痛い」の語源が「傍ら痛し(かたわらいたし)」だということに由来します。
「傍ら痛し」は「傍らで見ていて痛い」という意味で使われていました。
現代でも若者言葉で「他者を気の毒に思う」ことを「痛い」と表現することがありますよね。
これと同じような意味で「痛い」です。

この言葉が江戸時代頃に「脇腹が痛くなるほど笑ってしまう」という状態と混同され、「片腹」と誤用されたのが現在でも残っているとされています。

「片腹痛い」の類語としては「笑止千万」が挙げられます。
笑止千万も、相手を見下して笑うような状態となります。

他にも「ちゃんちゃらおかしい」「聞いてあきれる」など、色々な言葉に言い替えることができます。

「片腹痛い」の使い方・例文

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「片腹痛い」を使った例文をご紹介いたします。

例文

  • 漫画家になりたいと言いながら一本も漫画を描いたことがないらしく、見ていて片腹痛い。
  • この程度の練習でインターハイに臨もうとするなど、片腹痛い。

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