「晩節を汚す」の意味とは?意味や使い方を解説!

「晩節を汚す」という言葉の意味を解説していきます。ネット上でよく目にする言葉のため覚えておくと便利です。今回は「晩節を汚す」の意味や使い方について解説していきます。

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晩節を汚す

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「晩節を汚す」は、ばんせつをけがすと読みます。「汚す」は一般に「よごす」とも読みますが、この慣用句では「けがす」が正しい読みですので注意が必要です。
また、「晩節を穢す」と表現される場合もあります。

人間はどうしても欲深い生き物であるといわれています。また、この世の中にはさまざまな誘惑が満ち溢れています。晩節を汚すことなく、穏やかに過ごすためには、ある程度欲望を抑制することも必要となるでしょう。

「晩節を汚す」の意味とは?

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「晩節を汚す」とは、「人生の終わりの頃に失態をおかして名誉を汚す」という意味を持っている言葉です。

ここで言う「人生」には、社会的人生のニュアンスが含まれており、必ずしも老年期を指しているわけではありません。

「晩節を汚す」の使い方・例文

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これまでの人生で十分に活躍し高い評価を得てきたのに、それを覆すような言動や行動によって、築いてきた社会的評価や名誉を失ってしまうことという使い方が一般的です。
国を支え続けてきた政治家が汚職事件で辞任をする、金メダルをとったアスリートが詐欺で逮捕されるなど、今までの功績を無にしてしまうような失態を批判する際に「晩節を汚した」と表現されます。

「晩節を汚す」の意味がわかったところで、次は例文を見ていきましょう。

例文

  • 例文
    彼はとても優秀な経営者でしたが、今となっては時代遅れな古い考えの持ち主として有名になり、晩節を汚すような言動が目立っています。
  • 例文
    晩節を汚すことは、今までの人生さえも汚してしまうようなものと言えるでしょう。

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