「こうべを垂れる」の意味とは?意味や使い方を解説!

「こうべを垂れる」という言葉の意味を解説していきます。ネット上でよく目にする言葉のため覚えておくと便利です。今回は「こうべを垂れる」の意味や使い方について解説していきます。

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こうべを垂れる

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「こうべを垂れる」とは

お辞儀をするような動きの時によく使われる言葉ですね。
大体の意味は見えてきますが、具体的に言葉の内容を味わってみたいと思いませんか?

今回は「こうべを垂れる」の意味や使い方をご紹介いたします。

「こうべを垂れる」の意味とは?

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「こうべを垂れる」の意味

こうべを垂れるとは、「うなだれる」もしくは「腰を低くする」という意味の言葉です。

こうべは漢字で書くと「頭」、つまりあたまです。
垂れるとは先端を下げた状態を表す言葉ですから、つまり「頭を下げる」がこうべを垂れるの意味となります。

うなだれる状態は少しがっかりした状態となりますが、相手に敬意を表する場合も頭を下げますよね。
「腰を低くする」というのはこちらの「相手に敬意を表するために頭を下げる」という状態から派生した意味です。

有名な慣用句で「実るほどこうべを垂れる稲穂かな」という言葉がありますが、これは稲穂が実をつけると重みで先端が下がることになぞらえて、人間的な成熟をした人ほど謙虚で腰が低いということを表しています。
実際、立派な人というのは権威に甘えて威張ることをしません。
驚くほど謙虚な人が多いものです。
 

「こうべを垂れる」の使い方・例文

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「こうべを垂れる」を使った例文をご紹介いたします。

例文

  • 山田さんは何か大変なことがあったようで、今日はずっとこうべを垂れている。
    何とかして元気づけてあげたいが、どうしたら良いだろう。
  • 科学界で大変な功績を残したにも関わらず、うちの研究室の教授は誰に対してもこうべを垂れる姿勢を忘れない。
    一見すると地位が高い人だとは到底思えないほどだ。
    そのような姿を私は尊敬している。

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