「よしんば」の意味とは?意味や使い方を解説!

「よしんば」という言葉の意味を解説していきます。ネット上でよく目にする言葉のため覚えておくと便利です。今回は「よしんば」の意味や使い方について解説していきます。

目次 [表示]

よしんば

Photo byclaude05alleva

皆さんは「よしんば」という言葉を知っていますか?

どこかの方言かな?と思われる方もいると思います。

「よしんば」を使いこなせるように今回は「よしんば」の意味を紹介します。

「よしんば」の意味とは?

フリー写真素材ぱくたそ

「よしんば」とは「仮に〜だとしても」「例えそうだとしても」という意味です。

漢字では「縦しんば」と書きますが、一般的にはひらがなで「よしんば」と書きます。

「縦し」には「納得はしていないけど仕方がない、想定して」という意味があり、そこに「んば」という仮定の形が加わり「例えそうだとしても」のような意味になりました。

そして、「よしんば」は方言ではなく大和言葉です。

大和言葉は日本特有の言葉であり、地域性はなく全国で使われています。

「よしんば」の使い方・例文

Photo byAbsolutVision

「よしんば」は究極の事態を想定するさまのことで、起きる可能性の高い事態の前にはこの言葉を置きません。

英語で言う「if」のようですが、「もしも」とは少し違います。

「もしも晴れたら明日ピクニックに行こう」

を「よしんば」では置き換えることができません。

「よしんば」を使うとすると

「よしんば晴れたとしても明日のピクニックは中止です」

という文章になります。

つまり、逆説の時にしか使わないのです。

類義語は「万が一」「仮に」「たとえ」「もし」です。

どれも直後に起こる可能性の高くない事柄をおきますが、「究極の事態を仮定」し、「逆説」とセットでしか使わない「よしんば」はかなり限定的だと言えるでしょう。

しかし、限定的だからこそここぞという時につかうと日本語が豊かになるのでぜひ覚えておいてください。

例文

  • 例文・よしんば勉強しても、合格は無理だろう。
  • 例文・よしんば謝られても許しはしない。

関連する記事

記事ランキング