「色眼鏡」の意味とは?意味や使い方を解説!

「色眼鏡」という言葉の意味を解説していきます。ネット上でよく目にする言葉のため覚えておくと便利です。今回は「色眼鏡」の意味や使い方について解説していきます。

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色眼鏡

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「色眼鏡」とは

色がついた眼鏡ということで、サングラスを思い浮かべる方も多いかもしれませんね。
確かにそういった意味もあるのですが「色眼鏡」には他に慣用句的な意味もあることをご存知でしょうか。

今回は「色眼鏡」の意味や使い方、成り立ちなどをご紹介いたします。

「色眼鏡」の意味とは?

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「色眼鏡」の意味

「色眼鏡」は元々、サングラスなどの「色付きのガラスが入った眼鏡」を意味していました。
しかしその後、比喩表現として「偏見を持って凝り固まった視点で物事を見ること」という意味も加わっていきます。

眼鏡自体は便利なものですが、色付きの眼鏡をかけると視野全体に眼鏡の色が影響して裸眼で見た時の世界とは全く違って見えます。
このことから「ありのままの姿として捉えることができない」という意味で「色眼鏡」という言葉が使われ始めたと思われます。

いつからそう呼ばれるようになったかは不明ですが、日本に色付きの眼鏡を持ち込んだのは有名な宣教師、フランシスコ・ザビエルだと言われています。
16世紀のことですから、今から500年近く前のことです。
この頃から色つきの眼鏡があったかはわかりませんが、人々の生活に眼鏡の文化が広く浸透していくにつれて「色眼鏡」=「凝り固まった偏見」という意味も広がっていったのでしょう。

ちなみに類語としては「先入観」「差別視」などが挙げられます。
どれも相手をありのままの姿で捉えられない状態を表すもので、あまり良い言葉ではありません。

「色眼鏡」の使い方・例文

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「色眼鏡」を使った例文をご紹介いたします。

例文

  • 彼は色眼鏡が非常に似合う人だ。
    (本来の「色付きの眼鏡」という意味)
  • どうしても学歴別に人を色眼鏡で見てしまう習慣が抜けない。
    (「偏見」という意味)

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