「いぶし銀」の意味とは?意味や使い方を解説!

「いぶし銀」という言葉の意味を解説していきます。ネット上でよく目にする言葉のため覚えておくと便利です。今回は「いぶし銀」の意味や使い方について解説していきます。

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いぶし銀

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「いぶし銀」とは

往年の俳優を褒める時によく使う言葉ですが、具体的な意味を問われるとわからないという方も多いかもしれません。

今まで何気なく使ってきた言葉でも、深い意味を知ることでまた違った味わいが感じられるものです。
今回は「いぶし銀」の意味や使い方についてを詳しくご紹介いたします。

「いぶし銀」の意味とは?

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「いぶし銀」の意味

「いぶし銀」は漢字で書くと「燻し銀」となります。
直接的な意味としては、「いぶしをかけた銀」のことを指します。

「燻す」という言葉は燻製を作る時に使われますが、「銀を燻す」とは銀などの金属に硫黄のすすで曇りをつけることを表します。
つまり元々の金属的な光沢がなくなり、灰色のようなくすんだ色になった状態ということです。

光沢がなくなったとは言っても、決して劣化したというわけではありません。
銀の経年劣化は非常に味わい深く好まれるものです。
早くその状態を再現するためにわざと燻す加工をするほど、人々に愛されているのです。

これが転じて「華やかではないが魅力的」という状態を表す時に「いぶし銀」と表現するようになりました。
特に往年の男性俳優には、渋くて味わいのある方が多いものです。
輝く若さを持っているというわけではありませんが、何とも言えない渋さが魅力的です。

「いぶし銀」の語感から、白髪交じりの男性のことを表すと思っている方もおられるのですが、言葉の成り立ちを考えますと黒髪の男性にも使うことができる言葉ということになります。

「いぶし銀」の使い方・例文

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「いぶし銀」を使った例文をご紹介します。

例文

  • 菅原文太はいぶし銀の素晴らしい俳優だった。
  • 自分も年齢を重ねたら、渋くて味わいのあるいぶし銀的な男性を目指したいものだ。

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