「失念」の意味とは?意味や使い方を解説!

「失念」という言葉の意味を解説していきます。ネット上でよく目にする言葉のため覚えておくと便利です。今回は「失念」の意味や使い方について解説していきます。

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失念

皆さんは「失念」という言葉の意味を知っていますか?ビジネスシーンではよく聞かれる言葉ですが、使い間違いに注意しなくてはいけない言葉です。
今回は「失念」という言葉の意味と使い方を紹介します。

「失念」の意味とは?

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「失念」は「ど忘れ、うっかり忘れる」という意味です。
「念」を「失」なうと、書くので「大事に思っているこ忘と」を「頭から失ってしまった」つまり「うっかり忘れる」ということで、元は仏教用語からきているようです。
この言葉、親しい間柄の日常会話では使いませんよね。
そのまま「ごめん。うっかり忘れてた」で済みます。
ところがビジネスシーンではどうでしょう?
「すみません。うっかり忘れてました」などと言うと失礼にあたりますよね。

このように失礼にならないよう誠実さを伝えたい目上の人や第三者に向けて使います。

「失念」の使い方・例文

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「失念」という言葉の使い方を間違えないように気をつけましょう。
「失念」は謙譲語にあたるので自分がうっかり忘れてしまった時に使います。
「お客様が失念していました」や「部長が失念したのでは?」などの使い方は大変失礼にあたります。
「失念」は行動に対して使います。
「スマホを家に失念してしまった」という使い方はしません。
「失念」は知っていた事柄を忘れてしまった時に使うので、もともと知らなかったことには使いません。
「初めて聞きました。失念していました」という使い方はしません。

今回は「失念」の意味や使い方を紹介しましたが、しっかりわかっていただけましたか?
最後に例文です。

例文

  • 例文・会議があることを失念していました。
  • 例文・お客様との約束を失念してしまい、申し訳ありませんでした。
     

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