最終更新日: 2020年3月30日

    「権化」の意味とは？意味や使い方を解説！

    「権化」という言葉の意味を解説していきます。ネット上でよく目にする言葉のため覚えておくと便利です。今回は「権化」の意味や使い方について解説していきます。

    目次 [表示]

    権化

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    「権化」とは

    「ごんげ」と読みます。
    「悪の権化」のように使うことがあるので、聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。

    「化ける」という漢字が入っていることから何となく意味は通じますが、どのような由来があるのかまでご存知の方は少ないかもしれません。
    今回は「権化」の意味や成り立ち、使い方などを詳しくご紹介いたします。

    「権化」の意味とは？

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    「権化」の意味

    権化とは、現代では「何かの抽象的な特徴が具体的な姿になっている状態」を表す言葉です。
    「悪の権化」とはまさにこの状態で、「悪」という抽象的な状態が「悪人」という形で人に宿って表現されているように見えること、つまり「まさにこれが悪だ」という状態を「悪の権化」と表します。

    しかし「権化」は元々、仏教で使われていた表現です。
    仏や菩薩は人とは違う次元の存在ですが、現世の人々を救うために物質的な仮の姿をともなった姿でこのように現れた状態が「権化」した姿となります。
    ちなみに「権」という文字には「仮」という意味があります。
    このため「権化」の二文字で「仮の姿」を表すようになりました。

    従って、「権化」は元々仏や菩薩のような「美しい状態」が実体化するものです。
    「美の権化」というような表現が本来なのですが、「何かに化ける」というニュアンスが悪い方も表現するようになり、「悪の権化」という言葉も生まれたようです。

    「権化」の使い方・例文

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    「権化」を使った例文をご紹介いたします。

    例文

    • 田中さんは非常に見た目が美しく、まさに美の権化とも言えるような女性だ。
    • 暴力に暴力を重ね、悪の権化かと噂された犯人が、ついに捕まった。

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