「烏合の衆」の意味とは?意味や使い方を解説!

「烏合の衆」という言葉の意味を解説していきます。ネット上でよく目にする言葉のため覚えておくと便利です。今回は「烏合の衆」の意味や使い方について解説していきます。

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烏合の衆

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烏合の衆」という言葉をご存知ですか?

聞いたことがないという人も、語源などと一緒に学ぶことで知識と教養を身につけることができるはずです。

この記事では「烏合の衆」という言葉の意味や使い方をお伝えしていきます。
 

「烏合の衆」の意味とは?

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「烏合の衆」は、「規律や団結力がなく統制が取れない、人びとのより集まり」を意味する言葉です

「うごうのしゅう」と読みます。

「烏」は「鳥」(とり)と書き間違える人が多いので注意しましょう。

「烏合」とは、カラスの集団が規律がなくバラバラであることを表しており、統制が取れない寄せ集めの人々の集団を比喩的に表した言葉になります。
 
一方、「衆」は「多くの人間の集まり」を指す言葉です。

つまり、「烏合の衆」とは、カラスのように団結力もなくバラバラにただ集まっただけの人間の集団という意味になるのです。

ある集団をあざけったり、揶揄したりする際に、あるいは自分たちを卑下する際に使われる言葉です。

「烏合の衆」は故事成語で、中国古典の『後漢書 耿弇(こうえん)伝』に書かれた故事に由来すると言われています。

耿弇とは、後漢初代皇帝である劉秀に仕えることになる武将です。

耿弇が、「烏合の衆(カラスの群れのようにただ集められただけの起立なき兵たち)など簡単に蹴散らすことができる」と、漢皇帝の子孫だと嘘をついて挙兵した王郎(おうろう)の軍勢を挑発したという話から、この言葉が生まれたとのことです。

 

「烏合の衆」の使い方・例文

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ここでは「烏合の衆」という言葉を使った例文をご紹介します。

例文

  • 今日の試合相手のチームは、寄せ集めの烏合の衆だと聞いている。
  • 新しいプロジェクトのため人員が集められたが、リーダーがいないためか烏合の衆同然の働きしかできなかった。

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