「危惧」の意味とは?意味や使い方を解説!
「危惧」という言葉の意味を解説していきます。ネット上でよく目にする言葉のため覚えておくと便利です。今回は「危惧」の意味や使い方について解説していきます。
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危惧
「危惧」とは、まだ起きていないが、今後よくない事態になる、または悪い結果となってしまうことを予想し、心配することを指した言葉です。
「危惧」は、物事に対して自分が直接的に危機感を示しているのではなく、ある事柄に対して第三者の視点から論じる立場にあるとき使用することが多い言葉です。
「危惧」の意味とは?
「危惧(きぐ)」とは、「あやぶむ」「恐れる」という意味です。
「あやぶむ」には、「危ないと思う」や「実現しないだろう」という意味があります。
類語である「懸念(けねん)」とは、「気にかかる」「不安に思う」という意味です。
「危惧」も「懸念」も「心配する」という意味で使われる言葉ですが、微妙なニュアンスの違いがあります。
「危惧」は「絶滅危惧種」という言葉に使われる通り、何が心配なのかハッキリとしています。
そして、「危惧していること」が起こらないで欲しい、という気持ちです。
対して「懸念」は、何が心配なのか漠然としています。
また、「懸念していること」が起こることにより、より大きな問題が起こるのではないか、という不安も意味します。
例えば、「恐れること」を「危惧」とは言いますが、「懸念」とは言いません。
「危惧」の方が「懸念」より危険度の高い事柄だと言えるでしょう。
「危惧」の使い方・例文
「危惧」の意味がわかったところで、次は例文を見ていきましょう。
例文
- 例文
絶滅危惧種のサイがまた一頭死んでしまいました。 - 例文
オリンピックの開催により、都心の混乱や経済の滞りが危惧されています。