「とどのつまり」の意味とは?意味や使い方を解説!

「とどのつまり」という言葉の意味を解説していきます。ネット上でよく目にする言葉のため覚えておくと便利です。今回は「とどのつまり」の意味や使い方について解説していきます。

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とどのつまり

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皆さんは「とどのつまり」という言葉を知っています?

あまり馴染みのない言葉だと言う方も多いと思います。

日本語が豊かになる「とどのつまり」の意味を今回は紹介します。

「とどのつまり」の意味とは?

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「とどのつまり」とは「結局」「行きつくところ」という意味です。

出世魚のボラという魚がいます。

ボラは名前を変えていきます。

関東地方では、オボコ→イナッコ→スバシリ→イナボラ→トドと変化し、 関西地方では、ハク→オボコ→スバシリ→イナ→ボラ→トドと変化します。

他の地域では違う呼び方もあるそうです。

トドはこれ以上大きくならない状態。

この「トド」が「とどのつまり」の語源となっています。

これ以上は大きくならない、これ以上進むことはない、というようなことから「結局」「行きつくところ」という意味になりました。

「とどのつまり」の使い方・例文

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紆余曲折があったり、努力や苦労があったけれどもその結果、というマイナスのイメージで使われています。

苦労が報われた結果のときは「とどのつまり」は使わないのです。

類義語は「あげくのはて」「つまるところ」です。

「あげくのはて」は「いろんな経緯があった結果」という意味です。

「つまるところ」は「要するに」という意味でこちらも「長い時間や様々なことがあったが、要するに」ということになります。

どちらもかなり「とどのつまり」に近い言葉です。

ただ一番「これ以上どうなることもなく、あまりり良くない結果」という時は「とどのつまり」がぴったりではないでしょうか。

例文

  • 例文・幼少からかなり勉強してきた彼はとどのつまり成功することなく平凡なサラリーマンになった。
  • 例文・手をかけてきた娘はとどのつまり親に感謝することなく家を出てしまった。

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