「煩雑」の意味とは?意味や使い方を解説!
「煩雑」という言葉の意味を解説していきます。ネット上でよく目にする言葉のため覚えておくと便利です。今回は「煩雑」の意味や使い方について解説していきます。
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煩雑
「煩雑」という言葉の意味を知っていますか?
「複雑」ならよく使うけど、「煩雑」は・・。
ニュアンスは分かっていても、自分で使えるほどには意味を分かっていない、ということもあるでしょう。
ポイントさえ分かれば、簡単に正しく使うことができる言葉ですよ。
「煩雑」の意味と使い方を紹介します。
「煩雑」の意味とは?
「煩雑」とは、ものごとがごちゃごちゃと入り混じるために煩わしいことです。
読み方は「はんざつ」です。
「煩」の字を「煩わしい(わずらわしい)」と読むことでも分かるとおり、ネガティブな感情を伝える言葉です。
「複雑」という言葉も「ものごとが入り組んでごちゃごちゃ」というイメージを伝える言葉です。
しかし「複雑」の場合、単にその状態を表しているだけであり、ネガティブな感情は入っていません。
「煩雑」の場合は、ものごとが入り混じる様子について、煩わしくて面倒だ、というニュアンスを伝える言葉なのです。
つまり「煩雑」は、誉め言葉としては使えない、ということになります。
例えば、取引先で開発されたシステムについて、その高度な技術を賞賛したいとします。
「煩雑」という言葉を使ってしまうと、「複雑すぎて煩わしい」という、批判の言葉になってしまうのです。
複雑であることを称えたいときには「精巧」や「緻密」という言葉を使いましょう。
「煩雑」の使い方・例文
「煩雑」を使った例文を紹介します。
ビジネスシーンや授業中など、あらたまった場面で使われる言葉です。
意味が分かっていれば、難しい言葉ではありません。
今後耳にしたときは、あやふやにならないで済みそうですね。
例文
- 例文 この手続きは煩雑で、高齢者には難しいのではないか。
- 例文 日本のゴミ捨てのルールは煩雑すぎるというのが、滞在中の人からよく聞く話だ。