「きな臭い」の意味とは?意味や使い方を解説!

「きな臭い」という言葉の意味を解説していきます。ネット上でよく目にする言葉のため覚えておくと便利です。今回は「きな臭い」の意味や使い方について解説していきます。

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きな臭い

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「きな臭い」とは

刑事ドラマなどでよく使われる言葉ですね。
事件性がありそうな場面で警部などが口にしているのを見たことがある方は多いのではないでしょうか。

しかし「きな」とは一体何なのか、また「胡散臭い」や「訝しい」のように似た言葉もある中でそれぞれの違いなど、そこまで詳しく考えたことがある方は稀でしょう。

今回は「きな臭い」の意味や成り立ちを始め。類語との違いについても詳しくご紹介いたします。

「きな臭い」の意味とは?

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「きな臭い」の意味

きな臭いは「紙や木綿などが燃えて焦げ臭い」もしくは「戦争など物騒なことが今にも起こりそうな状態」「なんとなく怪しい気配」という意味の言葉です。

きな臭いの「きな」の語源は「きぬ(布・衣)」です。

「紙や木綿などが燃えるにおいがする・焦げ臭い」状態が転じて「戦争が起こりそうな気配」となりました。
戦争というと火薬を使った攻撃や破壊が伴いますので、これはうなずけますね。

さらに「戦争の気配」が転じて、「なんとなく怪しい気配」という意味も加わりました。
何かが起きた時に裏に何かありそうな気配がする場合などによく使われます。

似たような言葉で「胡散臭い」がありますが、「胡散」には「疑わしい」という意味があるため「疑わしい気配」「なんとなく疑わしい」という意味になります。
戦争や火薬が語源になっているわけではないので、「きな臭い」と比べると幾分危険性が低い雰囲気ですね。

「訝しい」という言葉もきな臭いと同じような場面で使われますが「訝しい」は「物事の状態が不明だがその内容を知りたい」時に使う言葉です。
より「知りたい」意思がある場合に適しています。

「きな臭い」の使い方・例文

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「きな臭い」を使った例文をご紹介いたします。

例文

  • 春先になると野焼きが行われるのか、外に出ると毎日きな臭い感じがする。
  • 政治の動向が最近きな臭い。
    嫌なことが起きなければ良いが。

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