「専修学校」と「専門学校」の違いとは?意味や使い方を解説!
「専修学校」と「専門学校」の違いについて解説していきます。同じような言葉ですが、それぞれ意味や使い方に違いが存在します。今回は「専修学校」と「専門学校」の違いや使い方についてご紹介します。
「専修学校」と「専門学校」
皆さんは「専修学校」と「専門学校」の違いを知っていますか?
もしかして、一文字違いだし同じものだと思ったりしてしまう人もいるかもしれませんね。
違いを知っていると、会話の途中で頭がこんがらがることもなくなりますよ。
今回は「専修学校」と「専門学校」の違いを紹介していきますね。
「専修学校」の意味
「専修学校」とは、学校教育法第一条に規定される学校以外の教育施設で、一定の条件を満たすことで所轄である都道府県の認可を受けた教育施設のことをいいます。
学校教育法第一条に規定される学校とは、小学校、中学校、高等学校、大学などのことです。
一定の条件とは、修行年数が1年以上、常時40人以上の生徒を収容していて、昼間課程の授業時間が年間800時間以上、夜間課程の授業時間が450時間を確保することなどです。
一定の条件を満たしていないが認可を受けた学校を各種学校、認可を受けていない学校を無認可学校といいます。
「専修学校」は職業等に関する教育を行なう教育施設なので、いわゆる座学だけでなく、実技や実習も多いです。
「専修学校」には、3つ種類があります。
中学校等を卒業した人が入学できる高等課程、高等学校等を卒業した人が入学できる専門課程、特に入学に関しての制限がない一般課程です。
「専門学校」の意味
「専門学校」とは「専修学校」の中で専門課程を置く学校のことです。
入学の条件は、高等学校卒業以上です。
高等学校卒業以上なので、大学卒業後でもいいし、大学在学中でも入学することができます。
高等教育の基礎の上に、より高度で専門的な技術や技能の習得を目指しています。
「専門学校」では次の8つの分野を学ぶことができます。
医療、衛生、工業、農業、社会福祉、教育、商業実務、服飾、文化教養です。
「専修学校」の種類は3つありますが、8割がこの「専門学校」です。
専門課程を置いていることが「専門学校」と名乗っていい条件なので、他の高校課程や一般課程もわ置いている学校も「専門学校」となっていることが多いです。
「専修学校」と「専門学校」の違い
「専修学校」と「専門学校」は元は同じものです。
「専門学校」は「専修学校」に含まれます。
「専修学校」の8割が「専門学校」ですので、ほぼ一緒だと考えてもいいと考えてしまうかもしれませんが、同じではなくて、含まれる形なので注意しましょう。
「専修学校」と「専門学校」を使った例文
「専修学校」と「専門学校」の違いはお分かりいただけたでしょうか?
間違えたまま使っていると、会話が通じなかったりするかもしれませんので、きっちり違いを理解してスムーズな会話をしましょうね。
では最後に例文です。
例文
- 例文・専修学校の高校課程に進学します。
- 例文・専門学校は高校を卒業しないと入学できませんね。