「カタルシス」の意味とは?意味や使い方を解説!

「カタルシス」という言葉の意味を解説していきます。ネット上でよく目にする言葉のため覚えておくと便利です。今回は「カタルシス」の意味や使い方について解説していきます。

目次 [表示]

カタルシス

Photo byesudroff

映画評や書評で「カタルシス」という言葉を目にしたことがある人もいると思います。

難しいカタカナ語だと敬遠し、何となく意味を推測して終わったという人も多いのでは?

「カタルシス」という言葉を理解しておけば、語彙力もついて表現の幅が広がりますよ。

この記事では、「カタルシス」の意味や使い方についてお伝えしていきたいと思います。

「カタルシス」の意味とは?

Photo bySwarnali

「カタルシス」とは、ギリシャ語で「精神の浄化」を意味する言葉ですが、一般的には心のモヤモヤが晴れて、気持ちが浄化されるという意味で使われます。

「カタルシス」は、古代ギリシャ語で「κάθαρσις」、古代ギリシア語ラテン翻字だと「katharsis」と表記しますが、ギリシャ語の語幹 κάθαρ (kathar) は、不浄を祓う清めの儀礼を指す語であり、もともとはセム語で燻蒸を意味する qatar に由来しています。

「カタルシス」という言葉が一般に使われれるようになったのは、アリストテレスがきっかけだと言われています。

アリストテレスは、「カタルシス」を演劇用語として使い、「悲劇は観客の恐怖や同情心といった感情を喚起し、そのことで、精神が浄化するという作用がある」という悲劇の作用にこの語を使いました。

その後、医学用語として転用され、体から体液を排出させる(薬剤を用いて吐かせたり、下痢を起こさせたりする)治療行為を指すようになり、さらにオルフェウス教やピタゴラス学派、そしてエンペドクレスなどにより「罪からの魂の浄化」を指す語として使われるようになりました。

精神分析の分野では「カタルシス」を利用して行う療法があります。

精神分析の研究家であるブロイアーは、ヒステリー患者の症例を通じて、抑圧されて無意識の中にとどまっていた精神的外傷(トラウマ)による症状を言語化することでヒステリーが軽減するという現象を発見しました。

この現象は、言語化されることで不安や苦しみが浄化されることからカタルシス効果と呼ばれました。

これを発展させたのが、ブロイアーと共同研究を行なっていたフロイトです。

フロイトは、精神分析学の父と呼ばれる人物ですが、無意識に抑圧されている感情や記憶、欲望を言語や表現を通じて意識化するという精神分析の方法論はカタルシス効果からヒントを得たとされています。

このカタルシス効果は、いまでもカウンセリングやコーチングに活用されています。

「カタルシス」の使い方・例文

Photo byFlorenceD-pix

それでは、「カタルシス」を使った例文をご紹介します。

例文

  • この映画のラストシーンでカタルシスを得た。

  • 美しい自然の中で体を動かすことでカタルシスを感じることができます。

  • 自分に合ったハーブを使ったアロマテラピーには確かなカタルシス効果が期待できる。

関連する記事

記事ランキング