「百家争鳴」の意味とは?意味や使い方を解説!
「百家争鳴」という言葉の意味を解説していきます。覚えておくと便利な四字熟語です。今回は「百家争鳴」の意味や使い方、例文について解説していきます。
百家争鳴
「百家争鳴」とは
読み方は「ひゃっかそうめい」です。
日本ではあまり使われない言葉なので、今回初めて知った方も多いのではないでしょうか。
しかし「百家争鳴」には深い意味がありますので、いつかこの言葉に出会った時に意味を知っていれば必ず役に立ちますよ。
今回は「百家争鳴」の意味や使い方をご紹介いたします。
「百家争鳴」の意味とは?
「百家争鳴」の意味
「百家争鳴」とは、「色々な立場の人が自由に意見を発言し、議論をすること」という意味の言葉です。
今はSNSが普及したこともあり、どのような立場の人も対等に意見を言い合うことが普通に行われていますよね。
しかしたった数十年前までは誰もが自由に議論を交わすことは許されていませんでした。
特に共産主義の色が濃かった時代の中国では自由な発言は強く統制されており、破れば罰を受けるという厳しいものでした。
しかし共産党への反対意見を募る動きが出てきた時に「百家争鳴」がスローガンとして掲げられ、広い立場の人から自由に意見を募るようになったのです。
「百家争鳴」の言葉自体は、中国における春秋戦国時代から存在しました。
孔子や孟子、老子、孫子など色々な思想家が互いに意見を言い合い議論したことを「百家争鳴」と呼んだことから、今にその言葉が伝わっています。
「百家争鳴」の使い方・例文
「百家争鳴」を使った例文をご紹介いたします。
例文
- 最近のワイドショーはコメンテーターや芸能人が百家争鳴するような番組が人気のようだ。
- インターネット上では気軽に百家争鳴できる。このようなことは少し前の時代では考えられないことだった。