マウスオーバーとは?
マウスオーバーとは、コンピュータの操作画面で、マウスカーソル(マウスポインタ)を対象物の上に重ねると何らかの処理を行うことを指している。カーソルを対象物から離すと元の状態に戻るようになっていることが多い。
マウスオーバーのあれこれ!
画面上に表示された小さな矢印などのカーソルを、マウスなどでポインティングデバイスで動かして操作する方式のコンピュータやソフトウェアで用いられる手法のことである。対象にカーソルが重なっている間だけ表示状態が切り替わったり、あらかじめ設定された操作や処理が行われたりする。対象の属性や状態をツールチップやポップアップなどで表示するなど、利用者に補助的な情報を知らせるために用いられる場合が多くある。
スマートフォンなどタッチパネル方式で画面に触れて位置を指示するタイプのコンピュータやソフトウェアでは、マウスカーソルに相当する表示要素がない。そのため、マウスオーバーによる表示・操作も利用することができない。
○ツールチップ(tooltip)
ツールチップとは、コンピュータの操作画面の表示要素の一種のことである。その対象にカーソルやマウスポインタを合わせると周辺に小さな領域が出現し、注釈などが表示されるものを指す。
普段は表示されてはおらず、対象を選択したりマウスポインタを重ね合わせたりする(マウスホバー/マウスオーバー)と、対象のすぐ側に半ば被さる形で出てくる。内容はソフトウェアによりさまざまあるが、対象の操作方法や関連情報などを表示することが多くある。選択を外したりポインタをどけると即座に消滅する。
○カーソル(cursor)
カーソルとは、コンピュータの操作画面で、現在の入力位置を指し示す小さな図形や記号のことを指している。それが転じて、画面上の現在位置だけでなく、システム内で現在の操作対象を指し示す値や変数などのこともこのように呼ぶ場合がある。
“cursor” の原義は、計算尺の目盛りを合わせるのに用いる可動部品のことを意味している。尺の目盛りの中から、カーソルの指し示す値を読み取って計算結果を得ることができる。これになぞらえ、コンピュータ上で現在地を指し示す記号をカーソルと呼ぶようになった。