CUIとは?
CUIとは、コンピュータやソフトウェアが利用者に情報を提示したり操作を受け付けたりする方法(UI:ユーザーインターフェース)の類型の一つであり、すべてのやり取りを文字によって行う方式のことを指している。
CUIのあれこれ!
利用者はキーボードなどを使って文字列によって指示を与え、コンピュータからはディスプレイ装置に文字を表示して応答を返したり情報を提示することができる。画面やウィンドウの上部から人間の入力文字列とコンピュータの出力文字列が交互に並ぶ対話式の操作環境が一般的となっている。
OSの操作などのために用いられている操作環境では、操作が可能になると画面左端などに入力を促すプロンプト(primpt)と呼ばれる短い記号や文字の組み合わせが表示され、これに続けて人間がソフトウェアへの命令やその内容を表すコマンド(command)を入力する。
Enterキーなどで入力内容を決定・投入すると、改行されてコンピュータ側の処理が始まり、結果がコマンドの次行から一行または複数行に渡り表示される。処理が終了して再度入力可能になると改行されて新しい行の左端にプロンプトが表示され、コマンド入力待ちとなる。
初期の大型コンピュータ(メインフレーム)でタイプライターとプリンタを組み合わせたテレプリンタ端末が使用されたのが起源とされ、1970年代にキーボードとCRTディスプレイによるVDT環境が普及すると、メインフレームやUNIX系システムの標準的な操作環境として普及していった。現在でもこれらの業務用や技術者向けのコンピュータシステムではCUI環境が好まれる傾向がある。
○プロンプト(prompt)
プロンプトとは、利用者がコンピュータに文字で命令を打ち込んで操作するコマンドラインインターフェース(CLI:Command Line Interface)において、システムが入力を受け付けられる状態であることを示す短い文字や記号の並びのことを指している。
○GUI(Graphical User Interface)
GUIとは、コンピュータの表示・操作体系(ユーザーインターフェース)の分類の一つであり、情報の提示に画像や図形を多用し、基礎的な操作の大半をマウスやタッチスクリーンなどによる画面上の位置の指示により行うことができるもの。