レンダリングとは?
レンダリングとは、何らかの抽象的なデータ集合を元にして、一定の処理や演算を行って画像や映像、音声などを生成することを意味している。
レンダリングのあれこれ!
レンダリングをわかりやすく説明していくと、例えば、一つのWebページに含まれる、HTMLやCSSなどによる描画内容の記述、スクリプトによる動作の記述、画像ファイルやフォントファイルなど外部のデータなどを組み合わせ、Webブラウザのウィンドウ内にページ内容の描画を行うことを指している。
レンダリングを行うためのソフトウェアや装置、システムのことを「レンダラー」(renderer)あるいは「レンダリングエンジン」(rendering engine)などと呼ぶ。
また、単にレンダリングといった場合には、3次元グラフィックス(3DCG)において数値データとして与えられた物体や図形に関する情報を計算によって画像化することを指す場合が多い。
視点の位置や、光源の種類や位置、物体の形状や頂点の座標、描画色や表面の質感などを表すさまざまなデータを組み合わせ、陰面消去や陰影付けなどの処理を行って画像を作成している。レンダリングの手法としてはレイトレーシング法、ラジオシティ法などがある。
〇テクスチャ(texture)
テクスチャとは、質感、風合い、手触り、織り方、生地、特性、構造などの意味を持つ英単語のことである。ITの分野では、文書や画像の一部や背景などに貼り付けることで質感や雰囲気を表現するための画像やパターンのことをテクスチャ画像、またはテクスチャ素材などという。
〇レンダリングエンジン(rendering engine)
レンダリングエンジンとは、画像の描画内容を指示するデータの集合を解釈して、具体的な画素の集合に変換するソフトウェア部品などのことを指している。そのようは処理を「レンダリング」(rendering)という。
画像を構成する要素やその関連性、描画ルールなどを特定の形式や書式で記述したデータを与えると、これに従って描画処理を行い画像を得る。時系列に連続的に描画を繰り返して動画(アニメーション)を生成する場合もある。