分類

    パーミッション | IT用語辞典

    パーミッション 【 permission 】

    パーミッションとは?
    パーミッションとは、許諾という意味の英単語である。UNIX系OSでは、ファイルシステム上でファイルやディレクトリなどに設定されるユーザーやユーザーグループごとのアクセス許諾(アクセス権)を指す言葉である。

    パーミッションのあれこれ!
    パーミッションは、UNIX系システムにおいて、ファイル/ディレクトリの所有者である「Owner」、所有者と同じグループに属するすべてのユーザー「Group」、その他すべてのユーザー「Other」に対して、それぞれ「読み込み」「書き込み」「実行」の権限を与えるかどうかを設定することができる。

    設定する際は主に「755」などの数字が使用され、左の数字がOwner権限、中央の数字がGroup権限、右の数字がOther権限を意味しており、それぞれの桁について、4:読み込み許可、2:書き込み許可、1:実行・ディレクトリ一覧許可、という数字を足し合わせた値で具体的な権限の内容を指定することができる。「7」は 4+2+1 ですべての権限を許可された状態、「0」は何の権限もない状態を表している。

    また、「-rw-r--r--」などの表示も併用されることが多く、左端はディレクトリであるか否かの種別(「d」はディレクトリ、「-」はそれ以外)、左から2~4桁目はOwner権限、左から5~7桁目はGroup権限、右3桁はOther権限を表している。それぞれの権限は左から読み込み、書き込み、実行・ディレクトリ一覧を表しており、それぞれ権限がある場合は「r」「w」「x」のそれぞれの文字で、無い場合は「-」で表している。例えば、「rwx」は全権限あり、「---」は全権限なしを表す。

    アクセス権をパーミッションというのは、UNIX系OSや類似のファイルシステムで、Windowsなどアクセス権付与の体系が根本的に異なるものはそのように呼ばないので注意が必要である。

    「パーミッション」の関連用語

    〇CGI(Common Gateway Interface)
    CGIとは、Webサーバが、Webブラウザなどからの要求に応じてプログラムを実行する仕組みの一つである。Web上で最も初期から用いられている動的なプログラム起動のための技術仕様で、多くのWebサーバソフトウェアが対応している。

    「パーミッション」の例文

    1. Linuxのパーミッションとはファイルやディレクトリを開いたり編集したりするときの権限設定のことである。
    2. パーミッションはセキュリティのために重要である。特にシステムの管理者はシステム全体のパーミッションをおおまかで構わないが把握しておくべきだろう。