Hz 【 Hertz 】とは
Hz(ヘルツ)は周波数・振動数の国際単位である。
電磁波研究の権威として有名な「ハインリヒ・ヘルツ」にちなんで「Hz(ヘルツ)」と名付けられた。
定義としては、1秒間に何回の振動が起きるかということを表す。
例えば「1Hz」は毎秒1回の振動を意味している。
空気を伝って情報を届けたり熱を発生させる時、空気が震えて周波が発生する。
つまり携帯電話やテレビ・ラジオ放送、電子レンジなど、近代的な機器にはHzの単位が多用される。
なおHzには、m(メートル)やl(リットル)と同じように、k(キロ)、M(メガ)などをつけて大きい単位を表す手法も存在する。
Hzには1000倍、100万倍などに対応して「kHz」「MHz」「GHz」「THz」という単位も存在する。
「kHz【キロヘルツ)」はHzの1000倍を表す。
主に電波時計やラジオ放送などに使われる周波数はkHz帯が多い。
人の耳に聞こえる音波は概ね20kHz以下と言われているので、音声や音楽などでもよく使われる単位である。
「MHz(メガヘルツ)」はHzの100万倍(kHzの1000倍)を表す。
ラジオ放送やテレビ放送の他、無線通信にも使われる。
電子回路や半導体でもよく使われる単位なので、耳にする機会も多い単位である。
「GHz(ギガヘルツ)」はHzの10億倍(MHzの1000倍)を表す。
携帯電話やWi-Fi(無線LAN)、衛星放送、レーダー、電子レンジなどに用いられる周波数帯である。
半導体のクロック周波数でも用いられる。
「THz(テラヘルツ)」はHzの一兆倍(GHzの1000倍)である。
テラヘルツになると光との中間要素となる特殊性を持つため、これ以上の周波数になると赤外線や紫外線、可視光線などしか存在しない。
かなり高次元の周波数である。
Hz(ヘルツ)を使った例文は以下の通り。
例文