分類

    プレースホルダ | IT用語辞典

    プレースホルダ 【 placeholder 】

    プレースホルダとは?
    プレースホルダとは、実際の内容を後から挿入するために、仮に確保した場所のことである。また、そのことを示す標識などのことを指す場合もある。

    プレースホルダのあれこれ!
    プレースホルダは、例えば文書の編集などにおいて、あるページに写真を掲載することはすでに決まっているが、実際の画像データは後で手に入るような場合に、とりあえず四角い空白領域を作り「ここに写真Aを貼る」などとメモを記すことを意味している。つまりは、この空白をその写真のプレースホルダである。

    文書やコンテンツの雛形(テンプレート)では、タイトルや文章、画像など個々の要素が入る予定の位置や、その識別名のことをプレースホルダと呼ぶ。「Lorem Ipsum」「項目1」「クリックしてタイトルを記入」「あああああああ…」のように、その場所にとりあえず埋め草で記入されている文字列を指す場合もある。

    入力フォームにおけるプレースホルダ

    Webページやソフトウェアの操作画面に入力フォームがある場合は、自由記述の文字入力欄などにあらかじめ表示されている単語やフレーズなどをプレースホルダという。パスワードの入力欄に「8文字以上必要です」のような案内文が記載されており、利用者が入力欄を選択するとメッセージが消え、文字入力モードに切り替わる。

    「プレースホルダ」の関連用語

    ○Microsoft PowerPoint
    マイクロソフト(Microsoft)社のプレゼンテーションソフトのことである。最も普及しているプレゼンテーションソフトの一つであり、同社のオフィスソフト「Microsoft Office」の最も重要な構成要素の一つでもある。同社のWindowsシリーズやApple社のMac OS Xなどで利用することができる。

    ○SQLインジェクション
    データベースと連動したWebアプリケーションなどに対する攻撃手法の一つのことである。検索文字列など外部から指定するパラメータの一部に、SQL文の断片などを混入させ不正な操作を行うものを意味する。また、そのような攻撃を可能にする脆弱性。 “injection” は「注入」の意味である。

    「プレースホルダ」の例文

    1. Twitterのログイン画面においては、「ユーザー名、または…」のような記述をプレースホルダーと呼びます。
    2. プレースホルダーを利用せずに、項目の下などに入力例を表示する方法でも、ユーザーが直感的に入力内容を把握できる点では同様にすぐれています。