タグ 【 tag 】とは
タグ(tag)は、直訳すると「荷札」「ふせん」である。
商品につけられた値札、荷札、そういったものを「タグ」と呼ぶ。
IT用語として使われる場合は、「マークアップ言語」として使われるもの、もしくは何らかの情報に意味づけを行う時に用いられる「文字列」をタグと呼ぶ場合もある。
また、一般的な値札がICによって管理されるような場合にも「ICタグ」という名称が用いられることもある。
マークアップ言語とは、HTMLやXMLといったweb構築の際にプログラミングのような形で「<>」で囲んだ記号を埋め込むことで書式や文字飾りなどの指定をするものである。
画像や他サイトへのリンク、フレームなど色々な指定ができる。
このマークアップ言語を俗に「タグ」と呼び、タグで構成されたwebサイトの内容を「ソース」とも呼ぶ。
ソースをタグで構成するための作業は「タグ打ち」とも呼ばれる。
インターネット上で飛び交う情報を分類する時に、何らかの単語やフレーズでグループ分けすることを「タギング」と呼ぶ。
様々な言葉、ひとつひとつに「ふせん」を貼るようにして分類するため、「ふせん」=「タグ」を付けるということでタギングと表現するようになった。
タグによる分類(タギング)には色々な手法があり、例えば絵画を分類する時に作者別、年代別、国別、というようにタグ付けしていくことによって、「同じ作者の絵画だけ見たい」「同年代の絵画のみを抽出したい」という要望があった時、すぐに対応可能となる。
これをうまく利用しているのがTwitterやFacebookなどのSNSで使われる「ハッシュタグ(#)」である。
ハッシュタグをつけて情報を発信することによって、同じタグを含む情報だけを探し当てることができる。
何らかの情報をまとめて知りたい時の検索手段として非常に便利で、情報の拡散にも一役買っている。
また、個人から何らかの情報を発信する時にハッシュタグをつけておくと、趣味を同じくする者と知り合うきっかけにもなりうる。
「タグ」を使った例文は以下の通り。
例文