R&D 【 Research and Development 】とは
R&Dは「Research and Development」の略で、直訳すると「研究と開発」である。
つまり「研究開発」が「R&D」の意味するところとなる。
企業において科学研究や技術開発を行う業務、またこうした事業を担う部署を「R&D」と呼ぶ。
研究開発を主な事業として扱っている企業だけでなく、メーカーや通信会社などにおいても、自社内の商品開発のために研究や開発を行う「R&D」の部署は存在する。
R&D(Research and Development)は科学的な研究開発に限らず、企業発展のためのあらゆる研究開発を指すため、企業によってR&D部署の在り方はさまざまである。
最もR&Dの業務が重視されるのは製造業だ。
車や精密機械、布製品に至るまで、製造業でのR&D部署は会社の商品の質そのものを担っていると言っても良い。
工業製品の設計やデザインにおけるR&D部署では、モックアップと呼ばれる木型が多用される。
実物とそっくりに作った木型を商品に見立てて、実際の商品をどのように開発していくかのたたき台として用いられる。
これになぞらえて、ソフトウェア開発や印刷物など、特に木型を必要としない業界でも「試作品」の意味でモックアップという言葉が使われる場合もある。
各社、色々な形式でR&Dによる自社商品の研究開発を進めていき、企業としてのイノベーション(新しい切り口・新機軸の意)を高めていくのである。
企業によっては、R&D部署は商品の研究開発だけでなく「特許取得」の役割を担っていることもある。
図面などの特許に限らず、商標登録や意匠権など、開発商品に付随する権利は幅広く存在する。
特許庁に申請し、独自性が認められて特許の権利を得ることができれば、その商品のノウハウを自社である程度独占できるようになる。
他者で類似の商品が出てシェアが奪われる心配がない上に使用料などの収益も見込むことができるため、大きな利益につなげることができる。
こうした申請に対応するため、R&D部署には専門知識を持った社員が求められることが多い。
「R&D」を使った例文は以下の通り。
例文