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    チェックデジット | IT用語辞典

    チェックデジット 【 check digit 】

    チェックデジットとは?
    チェックデジットとは、数字列の誤りを検知するために付加される検査用の数字のことを意味しています。また、そのような数字を用いた誤り検出方式のことを指す場合もあります。バーコードや銀行の口座番号などに利用されています。

    チェックデジットのあれこれ!

    番号を伝達したり記録する際に誤りがおきたり、悪意の攻撃者が番号の改ざんや偽造をされると、正規に発行した番号ではなくなってしまいます。そのような場合、チェックデジットによる検査を行うことで簡単に誤った番号であることを検知することができるようになります。

    最もよく用いられる方式は、各桁の値に一定の規則に従った係数を乗じた値の和を求め、それを定められた係数で割った余りを末尾に付加する方法です。元の番号の数字が少しでも違っているとチェックデジットが全く異なる値になるため、誤りを検出することができる仕組みです。

    偶発的な誤りを検知することが、主目的の場合は算出方法は簡易なものにして公開されます。しかし、偽造の防止などが必要とされる場合は適合する番号が簡単に逆算できないような複雑な計算方法を採用したり、算出方法を非公開とすることもあります。

    「チェックデジット」の関連用語

    ○バーコード(barcode)
    バーコードとは、文字や数字などのデータを、太さの異なる直線の並んだ縞模様のような図形パターンとして物体の表面や紙面に刻印・印刷したものを意味しています。

    ○バーコードリーダー(バーコードスキャナー)
    バーコードリーダーとは、製品の包装などに印刷されたバーコードを読み取る装置をバーコードリーダー(barcode reader)あるいはバーコードスキャナー(barcode scanner)といいます。バーコードを読み取って対応する数値データに変換し、接続されたコンピュータなどに送信する仕組みです。小売店のレジなどでよく見かける装置であり、馴染みのある機器です。

    バーコードに読み取り面をかざすハンディ型、バーコードをなぞるペン型、読み取り面にバーコードをかざす定置型などの種類があり、用途に応じて使い分けられます。読み取り面には光源と光センサーがあり、光源の発した光がバーコードに当たって反射する様子をセンサーで検知し、バーの幅と隙間の幅を対応する数値に置き換えていく仕組みになっています。

    「チェックデジット」の例文

    「チェックデジット」の意味が分かったところで、次は例文を見ていきましょう。


    〈例文〉

    1. チェックデジットはバーコードだけのものではなく、古くから銀行の口座番号、 税金の納税者番号など、あらゆる『重要な数列』には必ず使用されてきたものです。