エミュレータ | IT用語辞典

エミュレータとは？
エミュレータとは、ある装置やソフトウェア、システムの挙動を模倣し、代替として用いることができるソフトウェアなどのことを意味している。そのように擬似的に別の装置やソフトウェアの環境を再現することを「エミュレーション」（emulation）という。

エミュレータのあれこれ！

よく使われているのは、特定のマイクロプロセッサ（CPU/MPU）やコンピュータ、オペレーティングシステム（OS）などと同じ振る舞いをするエミュレータソフトウェアである。本来その装置や機器、OS上で動作するソフトウェアなどを、別の環境でそのまま動作させることが可能である。

通常、ソフトウェアは特定の設計の装置やOSで動作するよう構成されており、仕様の異なる環境下ではそのまま実行することができず、その環境に適したものを別に用意しなければならない。しかし、エミュレータは特定の装置やOSなどとまったく同じように動作し、ソフトウェア側からは本来の環境と区別がつかないため、別の環境でもそのまま動作させることを可能とする。ただし、プログラムやデータの改変や再構成が不要なだけで、利用できる機能に制約が生じたり、性能が本来より劣化したりすることが多い。

エミュレータはソフトウェアとして実装されたものが馴染み深いが、装置や機器、システム、サービスなどの形で提供されることもある。また、対象となるのはソフトウェアとは限らず、装置や機器に対してエミュレータ環境を用意して動作させることもある。

○エミュレーション(emulation)
エミュレーションとは、ある装置やソフトウェア、システムの挙動を別のソフトウェアなどによって模倣し、代替として動作させることを意味している。代替となるソフトウェアなどのことを「エミュレータ」（emulator）と呼ぶ。
よく行われるのは、特定のマイクロプロセッサ（MPU/CPU）やコンピュータ、オペレーティングシステム（OS）などと同じ振る舞いをするソフトウェアを作成し、別の環境上でそれらをエミュレーションする方式である。本来それらの環境上で動作するソフトウェアなどを別の環境でそのまま動作させることが可能である。

1. エミュレータは、コンピューター上でAndroidアプリを動かしたり、ゲームソフトを動かしたりするためものもある。
2. エミュレータはマイコンを搭載する身体の機能を全てエミュレーションしてくれるので、実機がなくてもプログラムの実行環境を確認することができます。