フラッシュメモリとは?
フラッシュメモリとは、半導体素子を利用した記憶装置の一つのことです。特徴としては、何度も繰り返し書き込みができ、通電をやめても記憶内容が維持されるものを意味します。近年では、データを永続的に保存するストレージ(外部記憶装置)製品の記憶素子として急激に普及しています。
フラッシュメモリのあれこれ!
フラッシュメモリは、電源を落としても記録されたデータが消えない不揮発性メモリ(nonvolatile memory)に分類されます。電気的に繰り返し自由に消去や再書き込みができる特徴はRAMと同じですが、技術的にはROMに近いため「フラッシュROM」とも呼ばれる場合もあります。
初期のフラッシュメモリはメモリセル(記憶素子)の電荷の有無にデジタル信号の0と1を対応付ける1ビット記録の素子(SLC:Single Level Cell/シングルレベルセル)が採用されていました。しかし、セルに投入した電荷量を段階的に識別することで1セルに複数ビットを保存できる素子(MLC:Multi-Level Cell/マルチレベルセル)が開発されました。単にMLCという場合は4段階識別・2ビット記録のものを指すことが多く、8段階識別・3ビット記録のものはTLC(Triple Level Cell/トリプルレベルセル)と呼ばれています。
フラッシュメモリは磁気ディスクや光学ディスクなどに比べ、半導体素子に電気的にアクセスするためデータの読み書き速度が桁違いに速く、ドライブ装置に可動部がないため動作音もなく衝撃や振動にも強い。ただし、素子の構造上劣化の進みが速く、初期には数百回程度、近年でも数万回程度の再書き込みによって素子が破損することが知られている。この点をカバーするため、制御回路により書き込み回数を各素子に均等に分散させる「ウェアレベリング」(wear leveling)と呼ばれる処理が行われる。
○NAND型フラッシュメモリ
フラッシュメモリのの構造・動作原理の一種です。最初に発明されたNOR型フラッシュメモリに次いで2番目に考案された方式です。
○NOR型フラッシュメモリ
フラッシュメモリの構造・動作原理の一種で、最初に発明された方式です。
「フラッシュメモリ」の意味が分かったところで、次は例文を見ていきましょう。
〈例文〉