ディスコンとは?
ディスコンとは、中断(する)、中止(する)、廃止(する)、打ち切る、打ち切り、やめる、終わる、などの意味を持つ英単語 “discontinued” (ディスコンティニュード)を短縮した符牒のことである。日本独特の略し方で、英語では “discon” とは省略しないので注意が必要です。
ディスコンのあれこれ!
これまで続けてきたものを継続せずに、廃止・終了することを意味する。その意味が転じて、工業製品の生産終了、販売・出荷終了、製品シリーズの打ち切り(これ以上新型を出さない)などの意味で用いられることが多い。ソフトウェア製品の開発・更新終了や製品サポートの打ち切り、商用サービスの終了などを表すこともある。
生産終了でも流通在庫は無くなるまで購入可能であったり、販売終了でもしばらくの間はサポートや修理・交換が継続されたりと、ディスコンになった途端にその製品が完全に入手・使用不能になるとは限らないのである。
類義語としては「廃番」「絶版」(書籍など)、「廃盤」(メディア商品など)、「EOL」(End Of Life)、「EOS」(End Of Sales)などがある。
○LSI(Large-Scale Integration)
LSIとは、大規模集積回路のことで、IC(集積回路)のうち、素子の集積度が数千ゲートかそれ以上のものを意味する。現代では単にICの同義語のように用いられることが多かったが、次第に使われなくなりつつある用語である。
○半導体(semiconductor)
半導体(セミコンダクタ)とは、電気をよく通す導体(conductor)と通しにくい絶縁体(insulator)の中間の性質を持つ物質のことである。また、そのような物質の性質を応用して作られた電気素子や電子部品の総称のことである。
○APS(Advanced Planning and Scheduling)
APSとは、製造業で用いられる情報システムの一種で、生産計画や製造スケジュールの管理を行うものを意味している。また、そのようなシステムを構築するためのソフトウェア製品を指す場合もある。
受注から購買、生産、出荷に至るまでを一括してスケジュール管理し、製造ラインの稼働率を考慮しながら最適な生産計画を策定・実行することができる。リードタイムの短縮や在庫の削減、投資効率の向上などの効果が期待される。