HTTP 【 HyperText Transfer Protocol 】とは
HTTPは「HyperText Transfer Protocol」の頭文字をとったIT用語である。
Webページを構成するにはHTMLファイル、スタイルシートやスクリプト、その他の要素となるファイル情報を、WebサーバとWebクライアントの間でやり取りする必要がある。
その時にプロトコルと呼ばれる通信規約に則って送受信を行わなければならないのだが、そのプロトコルが「HTTP」である。
HTTPリクエストとは、WebクライアントからWebサーバに出す要求メッセージを表す。
リクエストメソッド(要求の種類)、パス(データの場所)、サーバのホスト名などをヘッダに記述した上でクライアントの情報をサーバへ伝え、Webページとして第三者が閲覧可能になるという仕組みである。
画面上は色々な文字や画像などがデザインされた形で表示されるが、元はタグと呼ばれるプログラムで表記された状態でサーバに送られる。
それを読み取って画像などのデータに変換し、Webページとして表示されるのである。
HTTPメソッドは、「HTTPリクエストメソッド」とも呼ばれる。
HTTPリクエストをする際に送るデータ内では、サーバにどのような動作を求めるかを表さなくてはならない。
その時、長いプログラミング用語ではなく簡易的に動作を支持する言葉としてHTTPメソッドが使われる。
例えばヘッダのみ送信したい時は「HEAD」、削除したい場合は「DELETE」というように、単純な言葉で表記することでデータの量も抑えることができるし、内容を視認する時にも動作の状況を理解しやすくなる。
HTTPメソッドには色々なものがあるが、最も多く使われるのはデータの送受信で使われる「GET」と「POST」である。
HTTP(HyperText Transfer Protocol)は、Webシステムの考案者である「ティム・バーナーズ・リー(Timothy J. Berners-Lee)」によって1991年に発表された。
その後も改良が進められており、コンピュータやWebシステムの進化に合わせてHTTPの内容は日々進化し続けている。
現在一番普及しているのは「HTTP/1.1」のバージョンだが、今後も変化していくことが期待されている。
HTTPを使った例文は以下の通り。
例文