アップグレードとは?
アップグレードとは、改善(する)、改修(する)、格上げする、などの意味を持つ英単語のことです。ITの分野では、既存のソフトウェアなど大幅に改良し、新バージョンとして新たに公開・発売することをこのように呼ぶ場合がある。また、利用者が導入済みのソフトウェアなどを新版に入れ替えることを指す場合もある。
アップグレードのあれこれ!
ソフトウェアやコンテンツなどについて、機能の追加や性能の改善、表示・操作方式の刷新、不具合の修正などを行い、名称の一部やバージョン番号などを新たに与えて新版として提供し直すことを指している。
ネットサービスなどの場合には、無料版から有償版、個人向けからビジネス向け、基本プランから上級プランなど、より上位の品目や契約に切り替えたり、利用者数や容量などを増強、拡張することをアップグレードということが多くある。
商用のソフトウェアの場合、既存製品(旧バージョン)の利用者には割引価格あるいは無償で新バージョンが提供され、入れ替えることができることがある。その際、旧バージョンが導入されている状態のコンピュータにしか導入(インストール)できない制限がかけられた特殊な製品が提供されることが多く、これを「アップグレード版」という。
一方、既存製品を対象とした細かな改良や更新、不具合の修正などは「アップデート」(update)と呼ばれ、インターネットなどを通じて利用者に無償で提供されることが多くある。
○クリーンインストール(clean install)
クリーンインストールとは、ソフトウェアをコンピュータにインストール(導入)する際に、すでに導入済みのソフトウェアに含まれるデータやプログラムの影響を受けない形で新規にインストールすることを指す。
クリーンインストールは、導入されたソフトウェアが正常に動作しなくなり、通常の方法では復旧できない状態に陥ったときや、既存の(あるいは古い)プログラムや設定、データなどを引き継がずに完全な初期状態にしたい場合などに行われる。
また、新しいバージョンのファイルなどを古いバージョンと同じ場所に上書きする形でインストールことを「アップグレードインストール」(upgrade install)という。