分類

    MDF | IT用語辞典

    MDF 【 Main Distribution Frame 】

    MDFとは?
    MDFとは、電話局や集合住宅、ビルなどで、外部に通じる通信回線をすべて収容し、集中的に管理する集線装置のことである。

    MDFのあれこれ!

    マンションやオフィスビルなどのMDFは共用部に設置され、内外を繋ぐ電話回線や光ファイバー回線、CATVなどの加入者回線はすべてここを経由して各部屋、各フロアへ配線される。外から各部屋に個別に配線する場合に比べ、接続状態の変更などを一か所で集中的に管理することが可能となる。

    高層マンションや大規模な商業ビルなど大きな建物では、各階ごとなどの単位で「中間配線盤」(IDF:Intermediate Distribution Frame)と呼ばれる中継機器を設置し、MDFからこれを経由して各加入者へ配線する場合もある。

    将来の通信需要を見越してあらかじめ電話局からMDFまである程度まとまった数の回線を敷設しておくことがあり、入居者が契約する際に迅速に配線を済ませることが可能となる。保安器などを設け、回線を落雷などからまとめて保護する仕組みになっていることもある。

    「MDF」の関連用語

    ○中間配線盤(IDF)
    中間配線盤とは、建物内に設置される通信回線の配電盤の一つである。建物の主配線盤と各戸の間に設置され、両者の通信を中継する機器のことを意味する。

    別名 : Intermediate Distribution Frame
     

    「MDF」の例文

    1. 基本的には、分電盤の中にMDFは設置しません。
    2. NTT以外の電気通信事業者がMDFに直接接続できるようになった。