分類

    Active Directory | IT用語辞典

    Active Directory 【 アクティブディレクトリ 】

    Active directoryとは?
    Active directoryとは、Windows Serverの機能の一つで、管理するネットワーク上に存在する様々な資源やその利用者の情報や権限などを一元管理することができるものである。

    Active directoryのあれこれ!

    一般的にはディレクトリサービスと呼ばれる機能の一種である。ネットワーク上に存在するサーバコンピュータやパソコンなどのクライアント機、プリンタなどのハードウェア資源や、それらを使用する利用者の識別情報や各資源へのアクセス権限などの情報を一元管理することが可能となる。

    企業の情報システム管理者などが、管理するコンピュータや情報機器、それを利用する従業員の利用権限などを管理するためによく使われる。資源や利用者は一定の集団(ドメイン、ADドメインなどと呼ばれる)単位に管理され、複数のドメインを結びつけて大規模な組織やネットワークを管理することも可能である。

    「Active Directory」の関連用語

    ○OU(Organizational Unit)
    OUとは、組織単位という意味の英語表現で、組織を何らかの基準に基づいて分割した部門や部署、グループ、チームなどのことを意味する。ITの分野では、アカウント管理システムやアクセス管理システムなどで、権限や設定の管理単位となるアカウントやリソースの集合のことをこのように呼ぶことが多い。

    企業や行政など一般的な組織では内部が階層構造の部署に分かれているが、分け方や名称は組織によりさまざまであり、カンパニー、事業部、局、室、部、課、係、グループ、チームなど様々な部署が存在している。OUはこうした組織内のグループ分け全般を総称する概念として使われる。
     

    Active Directoryでは、アカウント管理の最小単位となる、アカウントやコンピュータ、リソースの集合をOUという。

    ドメイン内のユーザーアカウントや共有リソースはいずれかのOUに属している必要があり、OU全体で共通する設定などを一元的に管理することができる。OUの中にOUを設けて階層構造にすることもでき、ドメイン管理者がOU管理者に権限の一部を移譲したり、上位OUの設定を下位OUに引き継いで適用したりすることが可能である。

    OUは現実の部署などの組織構造に合わせて作成することが多いが、必ずしも一致している必要はなく、情報システム管理上の都合で組織構成とは一部が異なる場合もある。

    「Active Directory」の例文

    1. Active Directoryは会社や組織が保有している人材や情報などの各種リソースを管理するためのディレクトリです。
    2. 複雑化するリソース管理のタスクも、Active Directoryを使うことによって簡単になります。