FCSとは?
FCSとは、通信途上でデータに誤りが生じていないか調べるため、送信時にデータに付加される誤り検出符号のことである。プロトコル(通信手順)の仕様の一部として規定される。
FCSのあれこれ!
イーサネット(Ethernet)などの通信規格では、データを固定長のフレーム(frame)と呼ばれる単位に分割して送受信する。フレームは送信元や宛先などを記した先頭の制御情報(ヘッダ)と送りたいデータ本体(ボディあるいはペイロード)から構成される。
FCSはフレーム全体から一定の計算手順で算出した固定長の短いデータで、フレームの末尾(ペイロードの後ろ)などに付加して送信される。受信側は受け取ったフレームから送信時と同じ手順で計算を行って、算出した値が送られてきたFCSの値に一致すれば、途中で内容が喪失したり破損していないことを確認できる。一致しない場合は受信データに誤りがあるため、送信側にエラーを通知して再送を要求する
○FINパケット(finish packet)
FINパケットとは、TCP(Transmission Control Protocol)で使用されるパケットの種類の一つである。接続の終了を通知するために送られるものを指す。TCPパケット先頭のヘッダにある制御フラグ部でFINフラグがオンになっている。