「EOL」というIT用語を聞いたことがあるだろうか?
この言葉はもともとは別の業界で使われていた言葉であったが、その意味が転じてIT用語としても使われるようになったのである。
今回は「EOL」の意味を解説していく。
「EOL」はEnd Of Lifeの略である。意味を直訳すると、生命の終わりとなる。
医療における終末期や寿命の終わりという意味の言葉がもとの意味である。そのため、終末期治療のことを「EOLケア」と言う。
ここから派生してIT業界でも使われるようになったのである。
ではITにおける「EOL」とはどんな意味なのだろうか?
その意味は、製品の生産終了やサービスの提供を終了するということである。
製品の新規の生産を終了するという意味から、ソフトウェアのサポート終了や更新を終了という意味まで幅広く使われる。
そのため、意味を区別するために、生産終了のことを「EOS(End Of Sale)」、サービスの提供終了やサポート終了のことを「EOM(End Of Maintenance)」ということもある。
次に「EOL」の関連用語を紹介する。
「ライフサイクル」とは生命の誕生から死までの一生の過程のことで、製品に対しても市場導入期、市場形成期、市場熟成期、市場衰退期の一連の流れがあるということ。
「End Of Service Life」の略で、メーカーによるサポートが終了すること。
「EOL」とほぼ同義。
最後に「EOL」を使った例文を紹介する。
「EOL( End Of Life)」の例文