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    トラフィック | IT用語辞典

    トラフィック 【 traffic 】

    トラフィックとは?
    トラフィックとは、交通(量)、通行(量)、往来などの意味を持つ英単語である。ITや通信の分野においては、通信回線やネットワーク上で送受信される信号やデータのことや、その量や密度のことをトラフィックという場合が多い。

    トラフィックのあれこれ!

    現代では、一般的なデジタルデータを細かい単位に分割して送受信する回線や機器において、ある期間に流入・処理するデータ量や、それを単位時間あたりに換算したものをトラフィックとする場合が多い。回線交換方式の電話回線など、通信経路を占有する方式の場合は、ある期間の資源の占有時間(通信・通話時間)の合計(発呼数と平均通信時間の積)でトラフィック量を把握している。

    回線や通信機器などは単位時間あたりに伝送・送受信できる通信量に設計上の限界があり、トラフィックの量がこれを超えると極端な通信速度の低下や通信内容の部分的な欠落が生じたり、最悪の場合には故障などで不通になることがある。

    Webの分野においては、WebサーバやWebサイトへの外部からの接続要求数、アクセス数、送信データ量などのことや、サイトやページの間を行き来する閲覧者の流れのことをトラフィックということが多い。

    「トラフィック」の関連用語

    ○オーガニック検索(organic search)
    オーガニック検索とは、検索エンジンの検索結果ページのうち、広告や独自コンテンツなどを除いた、外部コンテンツを純粋に検索した結果が表示されている部分のことを示している。

    アクセス解析サービスなどにおいても、WebサイトやWebページへの参照元(流入元)の分類で、検索エンジンの検索結果ページに表示された一覧から、自サイトを選択して訪問した場合のことをオーガニック検索と呼ぶこともある。

    ○SEO(Search Engine Optimization)
    SEOとは、Webサイト運営者が行うサイト改善策の一つである。Web検索サイト(検索エンジン)の検索結果リストの上位に表示させるために様々な工夫を行うことを示している。
    企業などが自社のサイトへの訪問者を増やしたい場合、関連する語句が検索された際に少しでもリストの上位に表示されるよう、サイトの構成や掲載内容、外部からのリンク状況などをより好ましい状態に最適化することがある。そのための一連の施策をSEOと総称する。

    「トラフィック」の例文

    1. Web広告のデザインを変更した直後からトラフィックが倍に増えた。
    2. Webサイトの運営において、トラフィックは重要な役割を果たしている。